もう少し、北海道を究める

もう少し、北海道を究める

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今は北海道暮らしを気に入ってるワタクシですが、実は移住してから、しばらく本州に帰りたくって仕方ない時期がありました。理由はいくつかありますが、基本的には実家が遠いことが原因。

  • 飛行機が1日数便あるとはいえ、夜の足がない。(=親の一大事とかあっても、夜だと駆けつけられない)
  • たとえ実家から離れていても、地続きのほうが便利。
  • 田舎暮らしは別に北海道でなくてもできるのだから、北海道の広大さを考えれば、関東一円、上信越、東北とかでも同じじゃないか?
  • 入院や出産など親を頼って実家近くでするのだったら、暮らしのベースが北海道である意味はあるのか?
  • こどもの教育という面では選択肢の多い都会に軍配が上がりそう。

などなど…。ネットで千葉・茨城・栃木あたりの中古物件とか見ながら、悶々としていたこともありました。でも、それを決断しなかった理由もいくつか。

  • 冬に雪が降る環境も含め、四季がはっきりしている北海道を今は気に入っている。
  • 北海道暮らしでは大嫌いなゴ〇ブリに出合わない。
  • 当時兄が数年仕事で水戸に住んでいたけれど、地震が意外と多かったし、関東大震災がいつきてもおかしくない。(東日本大震災以前の考え)
  • 北海道より移住者慣れしていない(排他的な)田舎が多いかもしれない。←これは勝手なイメージ。違うところもあると思いますので、ごめんなさい。
  • 仕事にありつけず、新幹線通勤できるからと都会に仕事を求めたら、私たちが理想とする田舎暮らしの意味が薄れる気がする。

とか。あーでもない、こーでもないとずいぶん悩んだものです。でも、ある時私の母に言われました。

「もう少し、北海道を究めてみてもいいんじゃない?」

と。母本人が覚えているかどうかは分かりませんが、なんだかすごく深い言葉で胸に刻まれました。

そうか、確かに北海道という土地に暮らしてはみたけれど、やりたいような「田舎暮らし」はまだ全然していない。庭もない社宅で近所に気を遣う都会同様の暮らしだし(苦笑)、やりたかった家庭菜園もちゃんと出来ていないし、積極的に地域に入りこむこともあまりない。「自分たちは、ただただ住所が北海道なだけで、思い描いていたことはまだ何もしていないんだなー」と母のひとことで思い知らされました。。

そうこうしているうちに、子どもたちが生まれ、実家ばかりに向いていた心が、育児にも向くようになり。育児しながら一人でアップアップして「実家が近かったらなー」と思うことも多々あったし、母が手術したのに見舞いにも行けずに歯がゆい思いをしたこともあったけれど、母の言葉があったので、「もう少し…」と考えられるようになった気がします。

そして、2011年3月に起こった東日本大震災。この時、私は本当に何もできなかったけれど、この大きな災害を経て、本州と海を隔てている北海道だからこそのリスクヘッジを痛感したのです。地震や津波の被害はほとんどなく、計画停電も、買占めも、放射能の影響からくる水や農産物の心配も、東北・関東の比ではなかった北海道。

もし、逆に北海道や他の地域で震災が起こっても同じことがいえると思います。飛行機などの足さえあれば、離れて暮らす親や身内、知り合いを受け入れることができる。そのときそのときで、生きやすい場所を選び行き来することができたらいいですよね。。

日本という小さい国の中だけでなく、これは海外居住にも当てはめて考えられることですが、要は自分がどこで納得するか、できるか、なんですね。私は、母の言葉と震災を経て、北海道でというよりは「故郷から離れて暮らす人間としての覚悟」ができたように思います。

なので、これからはもっと北海道を究めないといけませんね(笑)がんばります!


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